オレオレ詐欺はなぜなくならない

年々振り込め詐欺の手口も巧妙になってきています。その詐欺行為に陥る人はなぜなくならないのでしょう。それは対象が老人であるということが重要なポイントであり、年寄は弁護士、警察、役所、銀行員と権威のある職業を非常に信じやすく、日本人は世界でも肩書に弱い人種だということです。年寄は自分が詐欺にあった、騙されたということを「情けない」とか「恥」だと思う方が多いということが原因だと言われてます。

これには老人特有の頑固さが影響し、自分が一度信じたことを周りから否定されたくないという頑固な信念も邪魔してることが最大の要因なのです。

これだけメデイアを通じてさんざん注意喚起してるにもかかわらず今だに毎年数百億円という被害額が発生しています。詐欺師に言わせるとタンスに眠ってるお金を世に出して経済活性化を図ってると言います。

現代では「老後2000万問題」という言葉も生まれリタイヤ後の生活に2000万の預金が必要だということですがいったいこんな大金をリタイヤ組の何パーセントがもっているでしょう。一方で日本人の個人資産の総額は2000兆円とも言われてます。

そんな中先日もニュースで見ましたが一人で数十回振り込んで総額2億騙されたお婆さんがいました。ここまでいくと凄すぎます。もう同情の域を超えて呆れます。

いったいいつになったら目を覚ましてくれるのでしょう。対象が老人である限りこれは永遠に解決できない問題なのでしょうか。